群馬県への想いが止まらない

群馬県出身の後輩(女性)とタクシーで移動中、故郷への想いが止まりませんでした。

  • 北関東3県の中でも群馬県は大差で負けている
  • 茨城県には納豆がある
  • 栃木県には餃子がある
  • 群馬県はネギとコンニャク…
  • 同列に扱うのは他の2県に申し訳ない

後輩は同時に「名物の食べ物が食材って…」と言っていましたが、もしかしたら『食材』ではなく『贖罪』と言っていたのかも解りません。

また、未検証なので真偽のほどは不明ですが、いわゆる「駅ビル」が、群馬県には高崎駅にしかないそうです。後輩は、「群馬県唯一の駅ビルである『高崎モントレー』に県民は集います」と、『どっちのケンミンショー』みたいなことを言っていました。ほんとかよ。
なお、「モントレー」とは『山』という意味らしく、こればっかりは申し訳ないですが、爆笑させてもらいました。

そんな「何もない」群馬県に、後輩いわく「彗星の如く現れた」のがぐんまちゃん。群馬県の観光におけるすべての屋台骨を、ぐんまちゃんが一手に引き受けているようです。
ただ、ゆるキャラブームも陰りが見えているので、前途洋々とはいかなそう。

これはもう、群馬県のよいところを見つける必要が出てきました。

「いやあ、そんなことないよ! 群馬もいろいろあるじゃない!」
「えっ、なにがありますか?」
「ホラ、あしかがフラワーパークとか! 奇跡の大藤棚…! あっ、足利って…」
栃木ですね…
「……」
「……」
「伊香保とか…草津とか…」
「はい…」
わたらせ渓谷鉄道…、あれっ栃木だったかな…」
どうでしょうか…
「……」
「……」

タクシーは沈黙を乗せ、築地から豊洲へと入っていきました。

 雪のなか、仕事熱心なぐんまちゃん
雪のなか、仕事熱心なぐんまちゃん

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