わたくしはシステム系のお仕事をしています。
もうちょっと若かった頃、先輩から「ここでコード値の変更があるけど、オウン・コーディングにならないようにね」と指導を受けたことがありました。
えっ、おunko…?
「おunkoーディングとはなんでしょうか?」と教えを乞うたところ、先輩から説明をいただきました。
コーディングとはプログラムを書くことで、その際、プログラムの外部で定義したほうが効率的なものーー「税率」や「電話番号」など、処理の属性として変更される蓋然性が高いものーーをプログラム内に直書きすること、すなわち自分自身(=own)にコーディングすること、とのことでした。
なるほど、たしかにおunkoーディングはその後のメンテナンス性も低下するし、プログラムをヘタにいじるとデグレード(修正箇所を誤ったりしてグレードが下がること)するかもなのでダメですね。まさに おunkoですね!
当時はそれで納得していたのですが、オウン・コーディングとは、既存のプログラムに利用者自身が利用環境に則したプログラムを追加することを指すようです。ちょっと実例がパッと思いつきませんが、SQLのストアドプロシージャとかのことでしょうか。正確にはユーザー・オウン・コーディングというとのことです。
上記のような、プログラム内の変数とすべき値を既定値として直書きするコーディングのことは、オウン・コーディングではなく、オン・コーディングというのが正しいようです。
あれっ、もしや本当にunkoって言いたかっただけでは…?