台場でも、セミがミンミン鳴いています。
台場周辺の土地が埋立地であることは、みなさまご存知かと思います。東京港埋立第13号地です。
はて、このセミはどこから来たのか。
台場の対岸の品川埠頭からは距離もあるのでセミが海を渡ってくるとは考えられませんし、そもそも埠頭には緑地がありません。クルマに乗ってレインボーブリッジや東京港トンネルを通ってくるのもちょっと考えづらいです。ビチチチッ! ってなって東京港に転落しそう。
やはり、埋め立てに使用した土に幼虫が混じっていたと考えるのが穏当なところでしょうか。
数年の時を超え土中から外に出てきたら、荒涼とした知らない島。想像するとキツイ。
「え〜〜〜!! ここどこ?」とひたすら驚き、周囲には誰もいないかもしれないと思いながらも、ひたすら鳴く(泣く)。
東京港埋立第13号地として埋め立てが完了したのが1979年。2017年のいま、台場には少ないとはいえない数のセミが鳴いています。極限状態ではあったものの、セミの血脈は絶えることなく連続したということになります。
つまり、思春期に妄想しがちな「無人島にあの子とふたり」というシチュエーションが現実にあった、ということですね。あきらめなければ、想いは叶う。
そう妄想すると、台場のセミの声は、すこし違って聞こえませんか? 聞こえませんか。そうですね。ほかとおんなじですね。
そんな妄想してるんですか?!
あたしより、ドスケベですね(*´∀`)♪
ある特定の単一的な物事について、背景を妄想するのが大好きなのでこればっかりは仕方ないですね。趣味みたいなものです。