出勤中、JR京葉線の窓の上に掲出されている広告をながめます。カードローン、英会話、結婚相談所、薄毛治療…。
たまたまかも知れませんが、その人の欠けているところに訴求するタイプの広告ばかりでした。
「みんな潤沢な現金があるよ、でもそれに欠けているアナタ! カードローンでおカネを借りましょう!」
「みんな英語はふつうに使えるよ、でもそれに欠けているアナタ! 英会話を習いましょう」
「みんな結婚して将来の生活に希望を見出しているよ、でもそれに欠けているアナタ! 結婚相談所にいきましょう!」
「みんな髪の毛はふさふさだよ、でもそこのハゲ! ハゲは病院に駆け込め!」
広告とは、その人の欠けているところを指摘するものなのでしょうか。
豊かな生活を提案する広告ももちろんあると思うのですが、JR京葉線のその車両はちょっと異常な感じでした。広告の対象者が、マイナスレベルに立っていることを前提としているのです。通勤中から焦燥感にかられるのは、すこしばかりつらいです。
そして、東武スカイツリーライン。なんと、広告自体がない場合があります。人気がないのでしょうか…。
広告の不在によって、沿線に欠けているなにかを指摘しているかのようですね。
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