出社中、比較的高い確率で「あれっ、これは大の方のフィーリングがあるな…」と思います。もうこれは、わたくしが過敏性腸症候群を患っている以上は仕方のないこと。
ほかにも、職場に着いてすぐ手洗いうがいをしたり、放尿をしたり、女性であれば(男性もですが)身だしなみを整えたり、始業前の時間はトイレットのゴールデンタイムであると言えます。
でもその時間、トイレがいっつも清掃中なんだよな〜。
清掃中の場合、「足元に注意!」みたいなことが書かれた小さな立て看板が、トイレの出入口に出ています。それは決して「使用禁止」「清掃中 ご迷惑をおかけします」などではなく、トイレへの入室を抑止しているワケではないのです。「足元に注意!」、すなわち「足元に注意しつつ入室してね」ということだと思うので、むしろウェルカムな状態。
でも、ふつうの感覚であれば、入りづらくないですかね。
清掃のかたが掃除している横でサムシングを引っ張り出して放尿したり、清掃のかたが掃除している洗面台の横の洗面台で手を洗ったり、清掃のかたの目の前で個人ブースに突入してさまざまなサウンドを奏でたり。
清掃のかたがキレイにしたそばから、しでかすことはしでかすので、やはり引け目を感じます。
なぜ、トイレットのゴールデンタイムに照準を合わせて彼らは清掃を実施するのか。前後1時間ずらすことはできないのか。そしてその「足元にご注意!(しつつ自由に入ってね)」を額面どおりに受け取って、堂々たる闖入を魅せてよいのか。
思い出されます。何年か前のこと、おばちゃんがトイレ清掃しているさなか、のっぴきならない事態に見舞われたわたくしが個人ブースにわき目もふらずに駆け込んだ際、わたくしの個人ブースのトビラを掃除中のモップの先でめっちゃガンガン突かれたのが、本当にトラウマです。
そんなバイオレンスを受けて、わたくしはどのツラ下げて個人ブースから出ればいいのか。
考えました、小芝居を打とうと。半笑いと困惑を混ぜたような表情(カオ)をつくったうえで、おなかをさすって「仕方なかったんです…」みたいな雰囲気をまといつつ個人ブースから出たら、おばちゃんも誰もいなかったのも、本当にトラウマです。「いないんかーい!」って思った。
ノー・モア・哀しい小芝居!
オフィスビルのトイレット事情は、まだまだ改善の余地ありです。