わたくしは男性ですので、女性のお化粧についてはよく解りません。
ただ、お化粧の効果というのは有意なものであるなと思います。ばっちりお化粧しているおねえさんは、やはりキレイです。もっとメイクをしてほしい。
駅で電車を待つために乗車口に並んでいると、隣の乗車口にキレイなおねえさんが並んでいました。やはりばっちりお化粧していて、まつ毛もマスカラで長くハッキリ上向きです。
いっぽう、わたくしの前に並んでいるおじさんは頭頂部がとっ散らかっていて、朝日なのか駅の照明なのか、何かが反射してテカテカしています。いまは潤沢な毛髪があるわたくしですが、将来的にはこのおじさんのようになる恐れがあります。
同じ人類でありながら見た目はこうも違うものなのだな…と思うと同時に、男性の頭頂部のとっ散らかりをカジュアルに美化することはできないものかと思いました。
そうなると、『スーパーミリオンヘアー』みたいなふりかけタイプの増毛法になるのでしょうか…。
いや待てよ、よく考えると『スーパーミリオンヘアー』とマスカラって、原理も目的も、ほぼ同じじゃないか…?
マスカラは女性の美容の促進のために普遍的に存在し、「かっこいいもの」としての地位もあると思います。大物女優さんの広告もよく見ますし、ドラッグストアでもマスカラコーナーというエリアがあります。
かたや『スーパーミリオンヘアー』は、ふりかけタイプの増毛法ということもあり、その地位は低いと言えるでしょう。そもそもハゲの地位が低い。
原理も目的も同じなのに、なぜこうも違うのか。
電車内でマスカラをつけている女性はよく見ますが(それがマナーとして妥当なのかはさておき)、電車内で『スーパーミリオンヘアー』をふりかけている男性を見たことはありません。これぞ、男性の頭頂部のとっ散らかりは市民権を得ていないことの証左であると思います。
DREAMS COME TRUEの楽曲に『マスカラまつげ』というものがあります。
同じように、ドリカムが『ハゲかくし』という楽曲を歌うことを夢見て、今宵は筆を置きます。