公共施設のニオイが好きなんです。
意味が解らない記述で始まりましたが、ニオイを文章で説明するのも難しいのでカンタンに説明します。
公共施設のあのニオイ、最近嗅いでないのでもうおぼろげでもあるのですが、湿っぽさのあるなかでも落ち着く「あのニオイ」が好きです。
図書館/区役所/税務署/警察署、それぞれニオイは異なるのですが、ベース・パフュームはすべて同じような気がします。
就職口として公務員人気の要因のひとつは、「あのニオイ」だと思います。
みなさん安定志向とか終身雇用とか共感しやすい御託を並べていますが、本当は「『あのニオイ』を嗅ぎたいから」なんだと思います。希望職種について街頭インタビューされたり、就職先の志望理由のアンケートを書いたりするときに、「あのニオイ」って説明できませんからね。
区役所の窓口でキレている老人を見ることもありますが、あの老人も「オレたちの税金で『このニオイ』ばっか嗅ぎやがって」と怒っているのでしょうね。気持ちは解りますが、そんなことで怒って業務を滞留させるのは感心しません。だいたい払っている税金もそんなに多くはないでしょう(税金をたくさん払っている人は平日に区役所で時間をかけて怒るヒマがない)。
老若男女を狂わせる「あのニオイ」、そろそろ嗅ぎにいこうと思います。(そして不審者情報に掲載されます)