(前回の続き)
白浜から大阪を経由したわたくしたちは神戸に向かい、有馬温泉に宿泊します。
新快速に乗っているあいだの常軌を逸した尿意は、わたくしは永遠(とわ)に忘れないでしょう。三宮駅に着き、転がるようにしてトイレットに駆け込みました。

三宮駅前から出ている有馬温泉ゆきのバスに予約せずにムリヤリ乗り(ちゃんと乗せてくれた)、到着とともに目に飛び込んできたジ・温泉街という光景に、期待は高まります。
では少し、散策してみましょう。

なにこれ。
あとで調べたところ現代アートとのことでしたが、ちょっと怖かったです。しかもこういうのがいくつもありました。まるでパラレルワールドの「飛び出し坊や」のよう。

源泉から立ちのぼる湯けむりに包まれ前後不覚になったわたくしたちは、パラレルワールドに迷い込んでしまったのかもわかりません。
手にした地図を頼りに、宿泊する宿を目指します。どうやら地形や道路は元の世界と変わっていないようです。

宿泊する部屋について上着をかけようとクローゼットを開けたら、「ようこそおいでくださいました!」と「あなたの衣類とあなた周辺の空間を消臭してください」が並列に書かれている札がそこにあり困惑しました。
これが「くさいのによく来たね」という意味であれば、ご挨拶だなあ、といったところ。ここは元の世界なのか、パラレルワールドなのか、いよいよ解らなくなってきました。
ひとまず大浴場にて ひと風呂浴びて、温泉旅館内を散策します。

このテンションの看板。トラディショナルな温泉旅館にふさわしく、なんだか懐かしい。
この看板を見たわたくしは、なぜか「大丈夫。ここはわたくしの知っている世界だ」と、安心することができたのです。
ただそうなると、やばいカオの「飛び出し坊や」の説明がつかなくなるのですが…。まあ、「説明のつかないものこそがアートである」という説明をつけて、今宵は眠りに就こうと思います。
あしたは神戸の街を散策する予定ですが、ノープランです。
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