(前回の続き)
神戸電鉄と北神急行に乗り、新神戸に到着しました。
いい掲示物の写真も撮れたので、神戸北野の異人館街を散策します。「うろこの家」を訪れました。
「うろこの家」はその名のとおりうろこで覆われている家で、いまは美術館のようになっています。往時のイギリスの調度品などが飾られていて、わたくしは食器のデザインに感銘しました。
また、庭にはイノシシの銅像があり、ハナを撫でるとイイコトがあるとかないとか。たくさんの人にハナを撫でられ、その部分の色がはげていました。
「うろこの家」の前に据えてあったこの人魚像のチクビの部分も色がはげていて、前述のロジックだと多くの人が「うへへ…ねえちゃんイイコトしようぜ…」と言いながら撫でまくったことになるので、それはセクハラでありモラハラであるなと思いました。
このあたりの街はかなり急な斜面にあるので、歩くのもたいへんです。
ひいひい言いながら歩いて、風見鶏の館も訪れました。過日の『ブラタモリ』でも、タモさん(タモさま)が訪れていましたね。
フルートの音色を気持ちよく聴いているねこちゃんの像もあり、なかなか楽しいです。
像になって観光客をもてなすシフトが交代になって休憩に入ったねこちゃんが、ソフトクリーム屋さんにふつうに入店するところも見ることができてよかったです。
北野から海側へ歩いて生田神社を参拝し、震災メモリアルパークにある阪神大震災で破壊された岸壁も見学しました。
阪神大震災で破壊された生田神社は見事に再建されており当時の惨状を垣間見ることはありませんでしたが、神戸港にはこのように破壊された岸壁が遺されており、ただただ恐怖を感じました。いつかは解りませんが、東京もこうなってしまうのでしょうか。
海岸の公園は快晴で、どこかの幼稚園の子供たちが遠足に来たのか、楽しそうに遊んでいました。風が心地よく、気温は日差しと木かげのバランスが絶妙で、すべての音が遠くに聞こえ、柔らかで優しい時間がそこにありました。こんな幸せに旅行最終日を迎えられるとは。非常に素晴らしい夏休みでしたね。
お土産を手に、帰路に就きました。
新神戸駅に売っていた黒猫をあしらったパッケージのお菓子です。ひさびさに対面したうちのうさぎ(かわいい)とツーショットを撮ります。
うさぎ飼いはこういうのやるハズ。うさぎ(かわいい)よ、もうちょっとこっちを向いてくれまいか。
うわーっ、うさぎ(かわいい)怒って黒猫の耳をかじった!
完全にご立腹のようなので、この辺で筆を置きます。