後輩(女性)が、新人教育に苦戦していました。その新人は、なかなかキャラクターの濃い男性のようです。
- 最近になって映画を生まれて初めて観た
- 異様に声がでかい
- 付箋の使い方が解らない
- シュノーケルのことを「シュノケール」と言っていた
ひとつひとつのエピソードについて、補足していきましょう。
「映画を観たことがない」については、興味がなければ観ないことはおかしくはないのですが、「神奈川県で観れるとは思いませんでした」と言っていたそうなので、ちょっとやばいです。
異様に声がでかいのは元気でよろしいとも思いますが、隣同士の席で会話をしているのに体育の授業くらいの音量だそうです。やばい。
付箋については、手持ちのノートの全部のページに付箋を貼って、なぜその付箋を貼ったかを忘れてしまうそうなのでやばいです。
「シュノケール」については、すみませんが爆笑させていただきました。ー(音引き)の位置がずれているというのは基本的な笑いではあるのですが、リアルにやっているのを目の当たりにするとやばいですね。
そんな彼に少し疲れていた教育担当の後輩が執務フロアに入った途端、彼のパソコンのディスプレイいっぱいにでっかい文字で「厳しい課題」と表示されているのが見えたそうです。
「こんどは何?」と思って後輩が彼に尋ねたところ、彼はこう答えたそうです。
「『厳しい』の漢字の中(たぶん『敢』のこと)がどうなってるか解らなくてメモに書けなかったので、字を大きくしてノートに写してました。この字ごちゃごちゃしてて難しくないですか?」
「厳」は、小学校6年生で習う漢字のようです。いまそのステップ?
会社の新人教育で「厳」という漢字まで教えなければならないのは想定外。教育担当の後輩にはもう「お察しします」としか言いようがありません。