おれたちのボードゲームはとどまることを知りません。いつもの友人たちと、ことし3回目のボードゲーム大会が開催されました。
今回は「買ったけどまだやってないな…」のゲームを重点的にプレイしました。
まずは、『思わぬ拾いもの』です。
プレイヤーは粗大ごみ回収野郎になって、場のミッションカードに書かれた粗大ごみの種類と数を回収して得点を稼ぎます。回収手段は自転車から軽トラまでありますが、回収品目が多くなる手段は順番が後になり、他のプレイヤーに回収されてしまうかもわかりません。ミッションコンプリートするのに必要な粗大ごみは何がいくつか、そして他のプレイヤーは順番をどう考えるか、駆け引きのおもしろいゲームです。
なお粗大ごみの回収手段にはサイドカー付きのバイクがあり、ほぼ全員が「サイドカーの意味!」と突っ込んでいました。
『ハコオンナ』です。
ホラー要素満載のゲームで、舞台はハコオンナのいる館です。プレイヤーはハコオンナ側1人と訪問者側その他全員の陣列に分かれます。
訪問者側はハコオンナが潜んでいる箱を覗かないようにハコオンナを退治するか、館を脱出するかすれば勝ち。ハコオンナは全員の訪問者を襲えば勝ちです。ハコオンナを覗いてしまった訪問者は、ハコオトコとしてハコオンナ側の陣列に加わり、訪問者はハコオトコを覗いてしまっても負けです。
ルールの理解を含めたゲームの準備が非常にたいへんで、それだけで1時間以上かかってしまいました。名詞の多くがカタカナで書かれていて読みづらい。さらにはゲームのおもしろさも味わえないまま終了し、「たぶんもうやらないかな…」と思ってしまいました。ホラー要素は存分に再現できていると思います。
『バベル』です。
高さが1〜5の山折のカードと台紙を重ねて、8段の高さまで塔を建設するバランスゲームです。崩してしまったら負け。ただし、プレイヤーは自分だけが知る人格「建設者」「狂信者」のいずれかにわかれ、「建設者」は8段の高さまで積むことを目的としますが、「狂信者」は自分以外の誰かが崩すことを目的とします。どの高さの山折カードを使って塔を建設するかは、プレイヤーが繰り出す手札に依存します。
「建設者」は自分の人格を悟ってもらうように振舞い、「狂信者」は自分の人格を悟られないように振舞う、駆け引きのおもしろいゲームです。バランスゲームに心理と推理の要素が加わることで、文字どおり立体的な仕上がりになっていますね。
おなじみの『カルカソンヌ』もやりました。
あらためてやってみて、運要素と戦略性の絶妙なゲームだなと思います。ルールもシンプルだし、奥深いし。最高。
『エイジ・オブ・クラフト』です。
サイコロをどんどん振りまくり、目の組み合わせで資源や資産を購入し、勝利ポイントを目指すゲームです。資源は固定の目のサイコロが手に入り、資産はサイコロ目の交換やプレイヤーからサイコロを奪ったりなどができます。
意外とルールはシンプルでした。最初は購入するための目の組み合わせがいっぱいありすぎて、自分の持っているサイコロで何が買えるのか解らなくなってしまい戸惑いましたが、徐々に慣れてきてからはゲームのおもしろさに引き込まれていきます。資源でサイコロがわんさと手に入る爽快感もあります。
このゲームも運と戦略のバランスが絶妙で楽しめました。
最後は『トロイカ』です。
プレイヤーは場に裏返っているカードを1枚表にし、それを含めた任意の1枚を回収します。回収したカードで3枚1組の役を作り、得点を競います。連番3枚なら最大数の下1桁が得点となります。同番3枚なら得点にはなりませんが、「得点権」自体を得ます(同番3枚が1セットもなければ、連番3枚がいくらあっても0点)。役にならなかった端数はごみとなり、1枚につきマイナス1点となります。
場に表になっているカードだけではなく、裏返っているカードも3枚まで回収できるのが、非公開要素となりおもしろいです。同番3枚の残り1枚が場にあるのか、誰かに裏のまま回収されたあれなのか、ドキドキしてしまいますね。カードのデザインもオシャレでかわいく、ルールもシンプルでオススメです。
今回もたくさん遊びました。
『エイジ・オブ・クラフト』はいくつかのゲーム方針があると思うので、また別のやり方で遊びたいところですね。試したい手がある、というのはいい。
ことしは毎月のペースでボードゲームを遊べているので、これはまた4月もゴリゴリ遊ばなくてはなりません。