生まれて初めてキャバクラに行きました。
妻には「キャバクラくらい行っといたほうがいいのでは? むしろ行っておくべき」と、かねてからナゾの後押しをされており、先日たまたま会社の偉い人に誘われて行ったのです。
結論的には「ああ、ムリだなあ」と思いました。誘われれば行くけど、それ以上は広がらない感じ。
隣の近い位置にキャバ嬢(以下:CJ)がやってきて会話をしたのですが、何を話せばいいか解らず、わたくしはただただ「タハハ…(笑)」と哀しく笑うばかり。わたくしは両腕を前に組み、CJが座っている逆側の壁にもたれかかっていて、CJに「ちょっと、カラダがどんどん離れてますよ!」と言われて初めて自身の無意識な拒否反応に気づいた次第です。CJにその旨を指摘され、「あっ、すみません」と謝罪してしまった時点ですべてが「終了」しました。
キャバクラデビュー戦はすぐさまに「終了」してしまいましたが、CJと会話をする中で、この会話を一歩引いたところで指示している自分の存在に気付きました。
カンタンに言うと「距離を置く」なのかも解りませんが、入店直後に自分のコアな部分ではない部分を自分から切り離し、そいつにCJと会話するように指示していたような気がします。切り離された自分はCJと当たり障りない「無」の会話をCJと繰り広げ(ex. 好きな食べ物の話)、泥酔状態で別のCJと楽しくやっている会社の偉い人をコアな部分の自分はぼんやりと見ています。どうやったらここまで楽しめるのか、解法が解りません。
鉄道の運行も終了した深夜1時すぎ、キャバクラは閉店。泥酔状態の会社の偉い人をタクシーに乗せて、わたくしも別のタクシーで帰ります。
タクシーの運転手さんは、「うちは男の子ばっかりだったので、息子の子供が女の子でかわいい」と楽しそうに話していました。そうですね、女の子だと本当にかわいいですねぇ。わたくしも深くそう思います。
理由は解りませんが、CJとの会話よりタクシーの運転手さんとの会話のほうが、わたくしは好きなようです。
つまり、「CJが運転するタクシー」があればいいのではないかと思います。新たなビジネスモデル成立。天才。