「さ」は「ち」と似ています。
「さ」は裏側から見ると「ち」なので、インターネット上のスラング的に「〜してください」を「〜してくだちい」なんて言ったりします。
逆に「ち」を「さ」と読み替えないのは不思議ですが、音のつまらなさ(「さ」は音に引っ掛かりがない)や丁寧語に出現しがちな「さ」を読み替えるおかしみがそこにはないことによるのかもしれません。
わたくしの妻も、例によって「さ」を「ち」に読み替えます。
「買い物行っておいてくだちい」とか言ってきたりするのはまだよしとして、何らかの謝罪に伴う「ごめんなさい」を「ごめんなちい」と言うのは、明らかに反省していないのでちょっとムムっとなります。
「シャワーの栓、ちゃんとしまってなくてポタポタ垂れてたよ」
「あっ、ごめんなちい」
「ハサミ、使ったらちゃんと元に戻しておいてよ」
「ごめんなちい」
ムムっとしますよね。
「あれ、洗濯物取り込んでおいてくれなかったの?」
「ごめんくだちい」
なんなんだ、それはもう文脈から違うだろう。
以上、よろしくお願いいたします。