いま考えても異常だなと思うのは、高校卒業の際に友人といった旅行でのテンションです。
駅から宿舎までのバスでめちゃくちゃバス酔いした友人の顔色がA4用紙くらいに白くなったり、大浴場で「ネッシー発見」って言って陰茎のみを水面から出してみたり、某女子高ご一行さまの看板が出ている宴会場の前で興奮の坩堝になったり、とにかく「男子」を楽しんでいました。
とくに異常だったのは、友人が持ってきた「Mr. JUNKO」と書かれたタオルです。
「Mr. JUNKO」と書かれたタオルを、友人はなんの気なしに宿泊部屋のイスの背もたれにかけていました。半分で折れるような感じで。
やがて直後に爆笑。「どうしたどうした?」と聞いてみると。
「『UNKO』ってタオルに書いてある!」
「Mr. JUNKO」の“Mr. J”までが背もたれの向こう側にいき、残された“UNKO”が背もたれのこちら側に見えているのです。
「カラダを拭くタオルに『UNKO』て!」と一同爆笑。死ぬほど笑った。
たしかに面白いかもしれないけれど、そんなに? 異常なテンションは正常な判断をなきものにする。
「そもそも『Mr. JUNKO』って矛盾してない?」とは異常から正常に戻ったあとの友人からふつうのテンションで発せられた言葉でしたが、いま考えるとそれのほうが面白いな。