髪の毛を乾かすとき、アタマにタオルをかぶって、その上からドライヤーを当てると早く乾くそうです。(ご参考)
妻は髪が長いため、かなり長い時間をかけてドライヤーで乾かしています。時間もかかるし、乾かしているあいだは立ちっぱなしなので、ちょっと大変そう。
そんなようすをわたくしは見ていたので、「これはいいことを知った」と、妻に勇んで報告します。
「髪をドライヤーで乾かすとき、タオルをかぶってその上からドライヤーを当てると早く乾くらしいよ」
「そんなの、『伊東家の食卓』でやってたじゃん。いまさら?」
「『伊東家の食卓』でやってたじゃん」。
なんてパンチ効いた言葉なんだ。そして、そこはかとなく恥ずかしい気持ちにさせてくる。
自分の無知と、妻に『伊東家の食卓』と発言するようけしかけてしまったかのような状況。この空気感の責任の所在は、すべてわたくしにあります。これは反省です。いや、猛省しなければなりません。
「あっ、そうなの……」
もう、それ以上の言葉がわたくしのクチから出てくることはありませんでした。『伊東家の食卓』でやってたから、タオルをかぶってドライヤーで乾かすことを妻は避けていたのかも解りません。
「『伊東家の食卓』でやってたじゃん」。いまでも脳裏をめぐるこの言葉。
日本テレビのバラエティ番組に共通的に漂う、あの独特の「白痴にむけて作ってま〜す」みたいな雰囲気(失礼)も同時に思い出し、いたたまれません。
よって、このブログに記述し、供養とさせていただきたく存じます。
