体調を崩してしまいました。
午後の診療時間が始まったくらいの時間に、重いカラダを引っ張って小学校の前を通り、近所の病院に向かいます。
ちょうど小学校の下校の時間。小学校の校門の前に子どもたちが集まっていました。
「なにかな?」と思って見てみると、なぜかトイプードルが校門に繋がれて座っていました。これは子どもは集まる。
電気グルーヴの「半分人間だもの」の歌詞風に考えると以下の通りです。
子供を集める 下着が無くなる
「確かに小学校のプールの時間、集まった児童の中で『パンツがない!』って狼狽しているヤツいたなあ」なんてカゼで完全におかしくなったアタマで考えながら、集まっている子どもたちの前を通過します。
「かわいい〜!」「もう一回さわろ〜!」
子どもたちも突然の子犬に興奮気味です。
その中のひとりの女の子が急に叫びました。
「この犬 なに犬!? 捨て犬!?」
えっ、「なに犬!?」って犬種じゃなくて境遇?
子どもたちも「犬種じゃなくて境遇?」と言いたい気持ちを押し殺して「捨て犬じゃあないんじゃない……?」と言っていました。
不意を突かれる天然ボケには持ちうるすべてのリソースを持っていかれますが、怖いのはこれ、体調崩していたから「幻聴」の可能性がある、ということなんですよね……。