もうだいぶ経ってしまいましたが、去る5月20日に“旧”成田空港駅を見学しました。
詳しい経緯などは割愛しますが、成田空港ビルに鉄道が直接乗り入れるようになり、空港ビルからやや離れた位置に作られた旧・成田空港駅(現・東成田駅)のコンコースや設備、ホームの一部は、現在では使用されていません。今般「成田空港開港40周年」を記念し、その「棄てられた」ホームや設備が1日限りで一般公開されたのです。
「1日限りの一般公開」が大好物である友人とわたくしは、朝7時とかそのくらいの時間に並び始めたのです(10時開場)。
7時くらいに空港第2ビル駅にスカイライナーで到着したわたくしは、くそ長い通路を通って一般公開される現・東成田駅を目指します。この空港ビルとの距離が、「棄てられてしまった」要因なのでしょう。
やがて開場の時刻になり、旧・成田空港駅施設へなだれ込みます。
能書きはいいです。もうあとは画像で振り返りましょう。
まずはコンコースです。
もうこの時点で大興奮。
コンコースには、廃止された1991年時点の案内表示物も多く残されていました。
広告なんかもそのまま。
ブリックの広告を見ながら、いよいよホームに降り立ちます。
あまり手入れのされていないホームに期待が膨らみました。
やはりここでも掲示物に目を奪われます。時代や時間の流れから取り残されていて、そのまま凍結させられているかのよう。
とにかく見て欲しい。
あまりに興奮して画像を載せまくってしまいました。
地下×鉄道×遺構という、わたくしにとってテンション爆上げのイベントでした。
今回は成田空港の鉄道駅でしたが、東京の地下にも今は使われていない施設や今後使われるかもしれない施設が存在するので(博物館動物園駅/銀座三原橋地下街収容のための地下空間/築地川地下自動車専用道路など)、それらの一般公開もぜひ開催いただきたいところです。むりかな。
あと完全に蛇足ですが、今回のイベントの受付にいたおねえさんが所在なさげにしていたのもよかったです。