若い女性が使う言葉には衝撃的なものが結構多いと思うのですが(偏見)、中でもとりわけ衝撃的なのは「スカンツ」です。
つまり「スカートに見えるパンツ」ということで、「スカンツ」。
なんというか、ドラえもんの道具みたいな名前。
「これは、スカートとパンツを合わせた洋服なんだ。22世紀の未来では、女の子はみんなこれを履いているんだよ」
ドラちゃんの声が聞こえます。
それにしても、そんなネーミングあります?
語源を見ると、見なくてもですが、やはり「スカートとパンツを合わせたところから」という説明のようです。解りやすいけど、それでいいのか。なにかを諦めてはいないか。
さらにいうと、「『ガウチョパンツ』のような『スカンツ』は『スカーチョ』とも呼ばれる」とのことで、何かが加速してゆく印象。全速力で、おじさんたちを引き離す。
おじさんが「千円でベロベロに酔っ払えるお店(や飲み屋街)」のことを「センベロ」と称するのと、言葉の構造は同様と思える「スカンツ」。
「マジか〜」とは思うけど、やっぱり若い女性が使うと「スカンツ」もふつうの言葉。解りやすいし、かわいい。
かたや「センベロ」。なんかもう、字面だけで「トイレとか汚そうだな…」と思えてしまう。
「スカンツ」という言葉には「マジか〜」の衝撃的な思いはあるものの、言葉の構造が同じである「センベロ」と「スカンツ」のあいだには、どうにも高くて厚い壁があります。