#142 : 「two minutes war」
07/13/2003(sun)
そういえば先日、台所にヤツが現われました。
キーワードは「黒光り」「すばやく動く」「時に飛ぶ」「夏の風物詩」「3億年前から地球上に存在」などなど。便宜上、ヤツのコードネームを“G”として、話を進めていきたいと思います。“G”といっても「ソとシとレ」ではないです(音楽理論ギャグ)。
台所で手を洗おうと電気をつけたら、台所のヘリに違和感を感じました。よく見るとそこには巨大な“G”が。
その“G”のサイズは、一般的な携帯電話の液晶画面(2インチ)ほどの大きさでしょうか。あからさまなフライングタイプです。
しばらく固まっていた僕はハッとし、『ゴキジェット』を探しました。アレで一網打尽にしようと考えたのです。
しかしながら、我が家の台所にはまだ『ゴキジェット』が完備されておらず、僕は途方に暮れました。何ということだ。
そこで目に入ったのが、台所用洗剤。確か“G”には台所用洗剤が有効です。僕は台所用洗剤に手を伸ばしました。その時、物音を立ててしまいました。
“G”は僕の存在にそれで気づいたのか、テンパり始めてちょっと動きました。残念ながら僕の方がテンパってます。
落ち着きを取り戻し、精神を集中させ、台所用洗剤を“G”に向けました。機は熟しました。
渾身のチカラを込め、台所用洗剤の胸部の位置を確かめました。ココを握り、この中の洗剤が“G”に浴びせかかり、“G”はチカラ尽きる…。…その瞬間を夢見て、ヤー!
「ファスー」
洗剤の上の方の空気が出ました。出た空気に煽られて“G”は立ち去りました。僕は何か眠くなったので寝ました。