人間ドックを受診しました。
起床後に採尿と採便(「採便」ってことばあるのか?」)し、それらを格納した検査キットをカバンに忍ばせ自宅を出ます。受診する施設は新宿にあるので、当然ですが電車に乗ります。
平日の10時前くらいの時間。電車は比較的混んでいました。カラダが押されるくらいの混雑です。
大学生か20歳代中盤くらいの女性が、別の人に押されたカラダをこちらに近づけてきます。
前述のとおり、わたくしのカバンにはunkoとoshikko。緊張が走ります。
「カバンにunkoとoshikkoがある状態」という特異な状況下で、不可抗力に女性がカラダを近づけている事実。
これはfrom被疑者to摘発事案になるのか。なってしまうのか。
「いや、待てよ……」、わたくしは考えました。
そもそも、いまこの電車に乗っている全員が、unkoやoshikkoを体内に蓄えている状態とも言えます。そのブツが、体内にあるか体外にあるかの違いでしかありません。
仮に摘発・逮捕・起訴されたとして、わたくしが「お前ら全員unkoやoshikkoを所持しているのと変わらないじゃないか! 無罪だ〜〜〜!!!!」と裁判所で陳述することで、情状酌量の余地は生まれるのでしょうか。
「どこからがunko/oshikkoで、どこまでがそれ以外なのか」
深遠なる疑問を抱えた地下鉄日比谷線は、地下へと滑り込んでいったのです。