【再放送】無政府・無秩序

#043 無政府・無秩序
松岡 (2004年11月27日 05:07)

姉と、今年の紅白歌合戦について話していたときのこと。

「あ…もう紅白歌合戦の出演者が発表されたんだ」と、中学生の頃のような「今年は誰が出るのッ!?」的な盛り上がりを、僕はもう持ち合わせてはいなかった。
「オッサンになったのかなぁ」と僕は言い、年齢を重ねるにつれそういうのがどうでも良くなっていることを嘆いた。姉も「オッサンだね」と断言して、さらに「マツケンサンバくらいしか興味ないよね」と続けた。
それはどうかと思いつつも何となく同意した直後、姪(春から幼稚園)が「”キョウミ”ってなあに?」と聞いてきた。

姉はすかさず「キョウミって、マツケンサンバのことだよ」と言い放った。いいのか。

僕は姉に「それはちょっと…」と暗に発言の撤回を求めたが、姉は「我が家のモットーは”テキトウ”だから」と意に介していない様子だった。
僕が思うに、姉の発言は「適当」の概念を超えた、ちょっとした虐待である。ココにも見た、アナーキー・イン・ジ・足立区。

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