舌をU字に丸めることができる人と、それができない人がいるそうです。
これは遺伝的に決まっているとのこと(ご参考)で、ヨーロッパ系民族の60%以上は「舌をU字に丸める」ことができるそうです。
わたくしは、舌をU字に丸めることができます。
そのほかに以下の特徴も見られ、大陸系の遺伝子を受け継いでいるもよう。
- 眼球のカーブが急である(欧米系に多いそう)
- 前歯の裏が窪んでいる(イヌイットに多いそう)
- 耳垢が湿っている(白人・黒人のほとんどは耳垢が湿っている)
個人のなかで、人種のるつぼ。
ところがカオの彫りは深くなく、ここは純日本人なのですが、きわめて地味なところで血脈のルーツは日本人でない疑いがあります。
さらに母親は、「わたしはヒジを曲げたとき、ウデの関節の内側のやや上部に短い一本の線が出る。これはアイヌの血を受け継いでいるからだ」と言っていました。
「ウデの関節の内側のやや上部に短い一本の線」。過去最高に地味だな〜。
母親は鹿児島生まれなので「アイヌの血」との物理的な距離に対して不信感が募りますが、「大陸系の遺伝子」の方がより物理的に遠いので、アイヌの血がやがて大隅半島までたどり着くことも、ありえることなのかも解りません。
さいきん、仕事で海外の人から英語のメールがくることがあります。
わたくしはまったく英語ができないので、Google翻訳で翻訳して読んだり、時にはムリヤリ翻訳したメールを送ったりしていますが、ぜんぜん会話が噛み合わなかったりして打ちのめされています。
一生懸命翻訳して海外の人に英語で作業開始指示のメールを送ったのに、そのメールの返信としてきたのは「マツオカ! こっちでは次の指示を待ってるよ!」。
ぜんぜんうなりを上げない、わたくしの大陸系の遺伝子。
ドラクエでは本人も気づいていない勇者の血が、勇者専用武器の天空の剣を装備したり、勇者専用呪文のミナデインを使ったりします。「これが、勇者の血……!」とか言って。
かたや現実において、わたくしが気づいている大陸系の遺伝子は、英語ひとつ詠唱できないのです。
わたくしはかなしく舌をU字に丸め、「OH MY GOD…」と言って肩をすくめるだけ。