「ああ、この人帰ったらパスタ作るんだな」と思われるのが、恥ずかしいこととします。
たやすく推察される買い物カゴは、丸裸の自我と同義であると。
スーパーマーケットで、他人に買い物カゴを見られているかどうかなんて、どうでもいい。
まったく見られていないかもしれない。仮に見られていても、それについてなにも考えていないかもしれない。
すべてはブラックボックス。
他人の認知なんて永久に知る由もないし、関係性が生じない遠い他人であればなおさら、そんなところに想いを馳せる意味や理由や必然性もない。
それらを充分に解ったうえで。
そんな日は、だれかの認知を撹乱するために、『叙々苑 野菜サラダのたれ』をスマートに買い物カゴに入れてみる。
パスタの材料感丸出しのこの買い物カゴに、乾燥パスタとパスタソースとエリンギとトマトとバジルが入ったこの買い物カゴに、『叙々苑 野菜サラダのたれ』をスマートに入れてみる。
さらに奇をてらって、金目鯛のお刺身と徳用ハチミツを入れてもいいだろう。帰ったら何を作るかなんて、解るものか。
どうだ!
こんな妄想をしながらスーパーでのひとときを楽しんでいますし、こんな妄想をしながら他人の買い物カゴを見るのもオススメです。
おれたちの未来は、いつだってここから始まる!(適当)