だれに言ってもぜんぜん信じてもらえない話があります。
わたくしはウソをつくし、事実を脚色して伝えることもあります。事実以外がウソであると定義すれば、脚色した内容はウソということになります。
しかし、これから書くことはすべて事実、実話です。一部記憶が曖昧な部分があるものの、脚色もございません。
妻がiPadのSiriに対し「hey Siri、あした晴れるっけ?」と音声認識機能で検索したことがあります。
本当にくだらないのですが、「Siriへの問いかけをジャマする」というのが当時の我が家では流行っていたので、わたくしはそれにかぶせるように「Siriちゃん! Siriちゃん!」と さもアイドルのコンサートに参加する観客のように、Siriの名前を連呼します。
画面に表示された音声解析結果は「明日、うんこだって?」。
それに対してはSiriは、「すみません、よくわかりません」。
爆笑するわたくしたち。そんな間違えかたある? Siriの平熱の反応にもウケました。
同じことをもう一度やりましたが、Siriはちゃんと聞き分けてくれて「いいえ、明日は雨が降ります」みたいなふつうのことを言っていました(ここだけはあまりよく覚えてない)。
ところがこの話、だれに言ってもまったく信じてもらえず、会社の後輩には「マツオカさん、そんなウソまでついて笑いがとりたいんですか?」と諭されてしまいました。
(しつこく食い下がったものの、「もういいです」みたいなことまで言われた)
すべての人はウソをつく。「わたしはウソをつかない」自体がウソ。
そんなクソッタレ世界であってもこれだけは本当。信じてくれなくてもいい。これは本当だから。
信じてもらえない事実、Siriのファインプレーをここに記載し、供養とさせてください。
1件のコメント