床の冷たさを求めて廊下を這いつくばり寝転がる

ステイホームは得意なので、家で昼まで寝て過ごしています。

新型コロナウイルスの感染拡大を抑止するため、2020年5月の大型連休は「人と人との交流の自粛」「商業施設の営業休止」「3密(密接/密集/密閉)を避けて過ごすこと」等を政府が要請しています。(数年くらいして「このころそうだったなぁ」と思い出せるために、すこしていねいに書いています)
その中で(やや飛躍しているとは思うのですが)、東京都が打ち出したスローガン的なものが「ステイホーム」です。すなわち、家にいれば感染拡大を抑止できるでしょ、そういった指針です。

人生レベルでステイホームを励行していたわたくしにとってこの要請はあまり苦ではなく、むしろ政府や自治体からの要請とあいなればと、積極的に自宅で過ごしています。
というより、毎年の5月の大型連休と同等の過ごし方です。ずっと自粛気味だった人生。

むかし読んだまんが『ちびまるこちゃん』で、暑い夏休みにだらだらと過ごすまるちゃんが「床の冷たさを求めて廊下を這いつくばり寝転がる」という行動に出ておかあさんに怒られる描写がありましたが、わたくしは小一時間それをやりました。部屋の中でではありますが。37歳成人男性、今月で38歳になります。
ただ、これこそ「ステイホーム」であり、「人と人との交流の自粛」「商業施設の営業休止」「3密(密接/密集/密閉)を避けて過ごすこと」のすべてを満たしています。

「たしかに『床の冷たさを求めて廊下を這いつくばり寝転がる』って気持ちいいよなあ、でもぐうたらの極み(さくらももこ先生は自著でぐうたらを勧めている)だな」と思っていたのですが、まさか政府や自治体がそれを要請することになるとは。日本国はGDP世界3位、東京都市圏の人口は世界一です。その政府や自治体が、国民/市民にぐうたらを求めているのです。
新型コロナウイルスへの対策としてあらゆるパラダイムシフトが生じていますが、「『床の冷たさを求めて廊下を這いつくばり寝転がる』の励行」、これこそ圧倒的なパラダイムシフトといえるでしょう。

なお、「床の冷たさを求めて廊下を這いつくばり寝転がる」は、わたくしの毎年の5月の大型連休の過ごし方コンテンツに含まれています。新コロ関係なかった。

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