我が家のガジェットの経年劣化が進んでいます。
(参考: 液晶パネルの交換は高い / シャワートイレの修理は高いとはいえない)
先日、食器洗い乾燥機(以下: 食洗機)がぶっ壊れました。
食洗機が家にない時代は「食洗機なんて要らないでしょ、手で洗いなさいよ……まったく……」と昭和の主婦を演じていたのですが、いざ導入してみると「停電とかで食洗機使えなくなったら困るわ……」と令和の主婦になってしまいました。食洗機はもはや必需品です。
そんな彼がぶっ壊れるとは、恐れていた事態です。
いつもどおり懸命に食器を洗浄する彼。そのさなか、けたたましい警告音とともに操作パネルに表示される「H21」の文字。
「平成21年がどうした? SMAP(当時)の草彅くんが赤坂の公園において全裸で前転して逮捕された年のこと?」と急ぎWebサイトでそのエラーメッセージの意味を照会したところ、「水漏れの可能性」とのこと。対処法は「給水栓を閉めて至急点検修理を依頼せよ」。最悪だぜ。
こうなってくると、ぶっ壊れたのが食洗機なのか草彅くんなのか、判然としません。
食洗機の初期導入は業者に委託したので給水栓がどこかも解らずひとまず怪しそうな元栓を閉め、念のため電源コンセントからプラグも抜いておきました。水漏れ自体は発生していなそう。
点検修理の依頼も、件(くだん)の新型コロナウイルス対応でうまいこといかず、すこし日程をおいての訪問となりました。
修理日にはPanasonicから「いい人」を絵に描いたような担当者さんがやってきて、「新型コロナウイルス関係で長居ができないので」と超高速で点検・修理をしてくださいました。本来なら「無料の蛇口磨きサービス」があるそうですが、これやると長居になってしまうので割愛とのこと。それでも食洗機をキレイに掃除して帰っていかれました。まじですみません。
結論としては内部の受け皿的なところで水漏れが発生しており(受け皿がクリティカルな溢水を防ぎ床までには到達していなかった)、原因は「清掃が足らない」とのことでした。油分でなんかの部品からなんかが溢れて水漏れ扱いになったとのこと(詳しくは忘れてしまいました)。
Panasonicとしては「月に一度、いつもの洗剤を2倍入れての空運転」を推奨しているとのことで、わたくしはそれを肝に命じました。「気が向いたときにクエン酸で洗ってます」と伝えたら「クエン酸は意味ないです(意訳)」とのこと。そうなのね……。
例のごとく、以下、ご参考までに箇条書きで情報をまとめておきます。
- 事象 運転中に「H21(溢水異常)」のエラーメッセージが表示され、いかなる操作も効かなくなる
- 原因 油分蓄積による溢水
- 品番 Panasonic NP-45MD5S
- 対処 水位スイッチ交換
- 修理代金 14,850円
- 作業時間 45分
- 防止策 油汚れに対しては予洗いを確実に実施し、月に一度程度、いつもの洗剤を2倍用いての空運転
- 備考 「H21」エラーメッセージ時は、「電源プラグは抜かず、給水栓を閉める」が正しい対処法
通常であれば迅速に点検・修理をしてくれるようですが、新型コロナウイルス対策で社会の動きがにぶい昨今ですので、みなさまがたにおかれましては「食洗機の異常時は『電源プラグは抜かず、給水栓を閉める』で対処」をご認識いただければと思います。