圧倒的な男子校感

職場の近くに、マッサージ技術師を養成する専門学校があります。
女性の技術師を中心の養成しているのでしょうか、専門学校のビルには、セラピスト的な美しい女性の写真が飾られています。

お昼休みに食事に行く道すがら、同僚(男性)がその専門学校を指さし、「いま緊急事態宣言なのでこの学校開いてないですけど、解除されたら、ここから20代くらいの若い女の人が出てきますよ」と言っていました。

「若い女の人が出てくる」という言葉の、圧倒的な男子校感
「すいませ〜ん、ぜんぶマッサージしてください」って言いながらその専門学校に入場しようとする素振りまで魅せ、男子校感に拍車をかけます。

さて、それから数日経ち、新型コロナウイルス感染に関連する緊急事態宣言が解除されたいま、その専門学校からは「若い女の人が出てきた」のでしょうか。

件(くだん)の同僚に最新の動向を確認したところ、「講師のおばちゃんが入ってくのを見た」とのこと。
そのあと「いや、事務のおばちゃんかな……? 講師……いや、事務だな!」と自身の確認内容の妥当性を探っていましたが、それはもう本当にどうでもよい。

「若い女の人が出てくる」の逆をいくような、「講師のおばちゃんが入ってく」。
同僚が確認した事態は当初想定の逆であっても、圧倒的な男子校感が払拭されないのが不思議です。

ただ、「講師または事務のおばちゃんが入っていく」ようすでさえ、同僚にはしっかりと監視されています。
その専門学校的には緊急事態宣言は解除してはいけない、そんな気がしてきました。

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