このWebサイトにわたくしは備忘録的な側面を持たせていて、その時々の「ちょっとしたこと」をなるべくおもしろくなるように書いています。
30代中盤から末期に向けて出現する「老い」に起因するかなしみも、なるべくおもしろくなるように書いていきたいところです。
30代末期、『超大盛ペヤング』を食べ切るのが少々キツくなるとは。
近所のイオンで発見した『ペヤング 超大盛やきそば マシマシキャベツ』。
「このわたくしにうってつけ」と言わんばかりの勢いでカゴにひとつ投入し、しかも翌日も再度カゴにひとつ投入し(買い占め野郎と思われないように)、休日の昼下がりにいただいたのです。
休日の昼下がりにいただく超大盛ペヤング。本当に最高です。
人間だれしも生きている中で「この瞬間が大好きなんだよなあ」と噛み締める刹那があると思うのですが、わたくしにとっては「休日の昼下がりにいただくペヤング」がそれに該当すると思います。「旅先で温泉に浸かる瞬間」「うさぎ(かわいい)をなでながら入眠する瞬間」、そして「休日の昼下がりにペヤングをクチに運ぶ瞬間」。
人生、人情、ペヤング。ここにはすべてがあり、ペヤングとは人生であるといえます。
ペヤングのあのペットリしたキャベツがマシマシということで、この『ペヤング 超大盛やきそば マシマシキャベツ』も期待が高まります。高まる期待を昇華させることができるサイズ感は、やっぱり超大盛です。超大盛でないと、食べた気がしない。
やっぱり美味しい。ペヤングはいつまで経ってもその最高を崩さないな。
なのに。途中から箸の動きが遅くなり、頰杖をつき、ため息が出る。美味しいのに。
こんな人生は初めてです。
通常サイズであれば3分待って3分で食べ切り、超大盛サイズであれば3分待って6分で食べ切るペヤング。そんなペヤングを、今回は食べている途中で冷たくなってしまうくらいに時間をかけて食べています。
そして、「うん、ちょっとキツイな……」のメンタリティーにて完食。このメンタリティーは、ペヤングに申し訳ないな。ごめんな、いつもはこんなんじゃないんだ。
「老い」に起因するかなしみ、『超大盛ペヤング』を食べ切るのが少々キツくなる。
本当にかなしくて、ぜんぜんおもしろくない。