大腸内視鏡検査の際に打つ鎮静剤の楽しさ

3年ぶりに大腸内視鏡検査を受けてきました。都合4回目。

わたくしの人生のスケジュールに、いつの間にか組み込まれていた大腸内視鏡検査。
多くの人がみずから奮い立って「大腸の内視鏡検査をしよう!」とは思わないでしょうから、いつの間にかスケジューリングされていたことを幸運に思います。

幸運といえばunkoですが、大腸内視鏡検査当日の朝から「200mlの下剤(美味しさ皆無のポカリスウェットと思ってください)を10分間隔で9回も飲んで腸内のunkoをゼロにする」という、筆舌に尽くし難く厳しいイベントがあります。これが本当にツライ。
90分間、「下剤を飲む」「トイレに行く」以外の行動はほぼ不可能です。

これに比較すれば大腸内視鏡検査そのものはまったくツラくなく、検査直前に打たれる鎮静剤の効果がその要因といえるでしょう。
この鎮静剤が、楽しいのです。わたくしだけかもしれませんが。

鎮静剤を打たれると、すぐに意識がぼんやりしてきます。この早さは毎回ウケます。
お酒を飲んだような感覚に近く、理路整然と話したり素早くカラダを動かしたり、といった言動は鈍くなるのですが(鎮静剤なので当然といえば当然)、わたくしの場合は、そのうえで異様な多幸感を得ます。
この多幸感は、思考が拡張されているような感じからくるものと思われ、アタマの中のつくりがちょっと変化して、ふだん思いつく事柄からすこし離れた事柄も同時に思いつくのです。未来と過去を同時に考えられるというか、裏と表が同時に見えるというか、抽象的になりますが、そのような感覚です。

この感覚に夢中になっているあいだに検査は終わってしまうので、「200mlの下剤を10分間隔で9回も飲む」に比較すれば、どれだけラクか。
自宅で下剤を飲んでトイレ付近をウロウロしているときにも、ぜひ鎮静剤を打ってほしい
そして言動が鈍くなりトイレに間に合わず大バースト。朦朧とする意識に任せて「世は大バースト時代!」とビッチャビチャの下半身のまま高らかに宣言するわたくし。強めの舌打ちをして離婚届に判を押す妻。

おそらくこの鎮静剤の上級のクスリが田代まさし系のクスリになるんでしょうね。ハマる気持ちも解る。でもダメ! ゼッタイ!

鎮静剤が効いているようす
鎮静剤が効いているようす

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