むかしのまんがで、「めがねを外したら、案外アイツかわいいじゃねぇか…」という演出は、よくあったと思います。
翻って現在の現実は、はたしてどうでしょうか。
「めがねを外したら、あらっ! あ〜…意外と…うん。その、なんというか…ね!」
いま、めがねももはやファッションの一部となってしまい、いうなれば「お化粧」です。視力を矯正するためだけの医療器具ではないのです。それを外してしまっては、ちょっとなんか違うな…と思ってしまうのも致し方ありません。
現代人はみな、めがねにパラダイムシフトが生じていることを認識すべきです。「めがねを外したら意外とかわいいじゃねぇか…」の時代は終わったのです(メガ澤さんはそれを逆手にとっている気がします)。
ところが、このパラダイムシフトを予見していたかのようなまんが上の演出がかつてあったのです。めがねをかけていたほうがかわいい、そういった演出が。
藤子・F・不二雄先生には、本当に脱帽ですね。
この流れだと、のび太のママはたぶん JINS × niko and… のめがねをかけていたのでしょうね。