17年前 / 2022(令和4)年4月8日(金)の備忘録

今日4月8日は金曜日。これはわたくしが新入社員だった年と同じ曜日配列です。
こんな細かいことを覚えているのは、入社後のこの1週間がつらかったからです。

1週間前、つまり4月1日も金曜日でした。
入社式やなんやらであっというまに1日が終わり、すぐに土日が訪れました。

そして4月4日から8日の今日まで、はじめての5連勤。
会社員とは、社会人とは、こんなにつらいのかと泣きそうになりながら帰宅しました。

この5連勤、入社時の手続きだったりビジネスマナー研修だったりとかで、大したことはやっていません。パワハラ研修とかヤバい自己啓発系の研修があったわけでもございません。そしてしっかり定時で帰っておりました。
しかしながら、往復の通勤と約8時間の勤務にて拘束される時間の長さ。それが5日間連続。大学生最後の春休みのダラダラした日々との落差が激しく、とてもつらかったのです。自由な時間は極端に減るし、睡眠時間もかなり減る。しかも、最短の定時で帰ってこれです。

この先の一生、働き続ける限りは自由な時間はこれよりも確実に減っていくのです。働き続けることが人生です。死ぬまで自由はないのか。そう考えるとだいぶ気分が滅入ります。
泣きそうになりながら帰宅した金曜日。それをひきずる土日。かなしみに暮れていたのをよく覚えてます。

あのかなしみの4月8日金曜日から、早くも17年経ちました。
もうそんなに経つのかと震えますが、いま考えればあのかなしみも笑い話です。

その後の長い社会人生活おいては、「定時で帰れたの何ヶ月ぶりかな?」があったり、深夜1時とか2時とかまで深酒した翌日もふつうに働いたり、20時間くらい働いてスーパー銭湯で仮眠してその後またすぐ働いたり。
「働き続ける限りは自由な時間はこれよりも確実に減っていく」のは確かにそのとおりで正しい未来予測でしたが、なんとかなってますね。

ことしの新社会人のみなさんもいまのこの時間、「こんなつらいの」とかなしみに暮れているのかもしれません。でもまあなんというか、じきになれるのかなと思います。

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