心療内科で診断書だしてもらって10月から休職中。
「気を遣う仕事はもうしたくねぇなぁ、仕事に対するすべてのやる気がゼロでどうでもいいなぁ、転職するかなぁ」と去年の終わりころから思い始め、紆余曲折あって休職している。年明けから別のプロジェクトに復職予定。
休職中は旅行にいったり、ただただ寝たりとやりたい放題やらせてもらったので、画像で振り返る。
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10月のはじめは、北海道の主要な都市を鉄道のみで8泊9日かけて回った。
その際に撮った写真のなかで、いま見ても色褪せないものを紹介したい。
厳選した11枚なので、ぜんぜん面白くないものは逆に一周回っていると思っていただければより趣があると思います。
ローカルCMは旅行におけるいちばんの栄養素だと思う。
コーヒー豆の雪崩の映像をバックにGLAYのTERUさんの声が聞こえてきて、よく見たら右下に「声: GLAY TERU」と記載されており、なんか知らないが爆笑した。
すみません。今回、このスレッショルドでいきます。
「ああ、札幌って巨大都市だけど、これでもいいんだ」と思った次第。
こんなカオのイヌがビルの2面に惜しみなく描かれているわたくしにとっての異常性も、この土地のみなさんにとっては日常である。こういうパラレルにゾクゾクする。
わたくしが不勉強なのかもしれないが、こういう「かける」って「駆ける」だと思っていた。札幌は「駈ける」と「区」ではなく「丘」を右につける。
でも札幌だと「丘」のほうがなんだかしっくりくる。
網走駅には縦書きの駅名標がある(刑務所を出所しても「横道に逸れないよう」縦書きとした、らしい)が、これを写真に撮り印刷してラミネート加工したものを同駅構内の自動販売機に貼り付けてあった。
「ドロステ効果じゃん!」と思って興奮して撮ったが、べつにドロステ効果ではなかった。
スーパーで知らないお惣菜を見ると嬉しくて買ってしまう。これは東京に住んでいて見たことのない「グリーン麺」。ひやむぎにクロレラ粉末を練り込んだもののようで、好きな味でした。
幼稚園(だったと思う)のカベに延々と描かれた、お馴染みの彼ら。こういうの見ると撮ってしまう。
中心よりやや右のカブトムシ的なのはどうも熱気球のように見えるが確証は得られず。「カブトムシがふくらんだカタチをした熱気球を描こう!」というテンションが、おそらく過去に実在したはずで、そういうのがもうありがたい。
釧路まで北海道新幹線はやぶさ号が延伸する計画はなかったと思われる(確か基本計画でも旭川まで)。
が、道東(ひがし)の「大地」ではなく「空」と書いているので、なにか別の交通機関かもしれない。議論の余地のあるスローガン。
ちなみに、今回の北海道旅行は多くの都市で楽しく過ごさせていただいたのですが、釧路だけは和商市場のせいで唯一キライな街になりました。
あらゆるデザインがユニバーサルデザインの大号令のもと均質化されているなかで、スナック系の屋号が描かれた看板の独自性は本当に面白い。
たぶん世界にふたつとないもので、二度と複写できないかもしれないと考えると、とても希少なものだと思う。
自分史上最高の共食いキャラを見かけて「ヒッ!」という声が出た逸品。
牛くん、そこで寝たらダメだよ。牛くん以外全員、すごい目。
字がかすれてしまっていて読みづらいが、「唄って踊って今宵を愛の道で!」という前提において、唄っている歌詞が「ディスクカラオケ無料!」で、しかも男性のデュエットと考えると、すごく面白くて、ぼくは「がはは」と笑って、ばくしょうしたのです。
今回、このスレッショルドでやらせてもらうと言いましたよね。
マネキンっていわゆる服飾店のディスプレイに使われるあの「マネキン」だと思っているのですが、こういう民家兼事業所みたいなところで紹介するものなんですね。
というわけで、冒頭の「復職」と「服飾」をかけたところで今宵は筆をおく。