妻の要望もあって、髪型を変えました。
現在は潤沢にある毛髪についても、今後についてはそうではなくなる可能性があるので、いろいろ変えられるのはわたくしの人生において今季限りかも解りません。
妻には「ツーブロックで」「耳にかける感じで」などと指定されたのですが、わたくしがそれを美容師さんにうまく伝えられる自信もなく、「なんか画像とか送ってくだちい」とお願いしました。
で、それが以下です。
この他にも画像を数枚送ってもらい、それらを美容師さんにお見せして、髪の毛を整えてもらいました。
さっぱりして帰宅し、妻は「ちょっとトップの長さが足りなかったか〜」とは言っていたものの、それなりに納得の仕上がり。
しかし、ようすがおかしくなったのはその翌日からでした。
同じようにセットして家を出たのですが、どうもトレンディな感じになりがちなのです。気づけばセンター付近に移動している分け目。
これはそう、吉田栄作さんです。
トレンディな髪型はさわやかな吉田栄作さんだから成立するのであって、わたくしがやったら「バブルを引きずってる人」、あるいは奇面組の大間仁です。
2010年代後半をイメージした髪型にして家を出ているのに、気づけば1980〜90年代になっているそれ。わたくしは時空を超えて生きているのでしょうか。
また、髪型がどのタイミングで意図せぬ状態になっているのかも気づけないため、いま自分がどの時代を生きているのか解らないまま過ごしているのも不安になります。自己をメタ的に把握し、存在を確かなものにしておきたい。
このアタマ、もうなにをどうしたらいいのか解らないので、逆に吉田栄作さんをメインとして活動し、大きめの半そで白Tシャツを着て、そのそでをまくって仕事に行くのもやぶさかではありません。
でもいまは真冬で寒いし、スーツでないと怒られてしまうので大人しくしている、それだけの男です。
それだけの、男なのです……。