世界というのは誰にでも平等なものとしてただそこに在って、それを受け取るわたくしたちのフィルターの効果によって、ひとりひとり別々に見えているのだと、わたくしは思います。
すなわち「世界観」のお話です。
爆心地(*)が「終了」してしまってから、わたくしも世界が変わって見えるようになってしまいました。
世界を変えるなんて、本当に容易いことですね。
まず、飲食店を選ぶ基準に「イスがふかふかしているか」が加わり、しかもそれが最重要の要素となってしまいました。
イス基準で飲食店を選ぶのは難儀なものですね。だって外から解らないじゃない。ただ、「あ、ここは絶対ダメそうだな」というお店は解りますよね。
いずれにしても、「ここはダメだ」しか解らないので、最悪「痔の人が愛用しているドーナツ型のクッション」を持参することになります。これがあればいかなる飲食店にも対応できますし、実際に職場の歓送迎会があったときドーナツ型のクッションをオフィスのイスから持っていって失笑されました。
だから痔を心配してくれ〜〜〜!!!
このドーナツ型のクッション、本当にスグレモノで、これに座っていると「あれっ? 完治したんじゃね?」と思うことも ままあります。これ考えた人天才だな…。その才能に震えが止まりません(爆心地の)。
有給休暇の前の日、会社の後輩が「あした、マツオカさんの低反発のクッション、隠しておいたほうがいいですか?」と言って、わたくし不在の間にまったく意味のないイタズラをしでかそうとしていたので、「それやったらマジで、マジのトーンで怒るし、いままでにない汚い言葉を連呼してキレると思う」と言っておきました。
いいかげん痔を心配してくれ〜〜〜〜!!!!
イス基準で飲食店を吟味し、ドーナツ型のクッションを異常なまでに気にかける。2017年がこんな世界になるなんて、わたくしは夢想だにしませんでした。
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(*)爆心地…包み隠さずいうと、肛門のこと。
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