知り合い(Nくん)の持っているハードディスクレコーダーの調子が悪く、故障気味なようです。
過日のリオデジャネイロオリンピックで、日本選手が出場するサッカーの試合を録画したそうですが、それを再生したところ、選手が競り合う展開になると画面が静止状態になってしまうとのこと。ひどい場合は、選手が競り合いはじめると動きが止まり、動き出したときにはゴールキックでボールが流れているそうです。
「いい試合だとめっちゃイライラするんです」とNくん。たしかにこれは精神衛生上よくない。録画してまで観ているのに。
それを聞いたわたくしは、そのハードディスクレコーダーを廃棄し、新たに外付けハードディスクを購入すればどうかと提案しました。
ただ、そのハードディスクレコーダーは、そもそもどういう壊れかたをしているのかも気になります。
Nくんは、「音がでかくなるとハードディスクの処理に過大な負荷がかかり、キャパシティオーバーで画面が止まってしまうのでは」との仮説を立てていました。そんなことあるのか。
その仮説を受け、
「100メートル走はピストルの合図で画面が止まり、動き始めたときには全員ゴールしてるのではないか」
「ラグビーの場合は五郎丸ポーズの直前で画面が止まるのでは?」
「いっそガチなAVを録画してみたらどうか?」
「いや、地上波しか録画できないので…」
などと、いろいろな意見が飛び出ました。がぜん盛り上がる会話。
その後、Nくんが検証してみた結果を、以下にまとめます。
- ゴルフを録画したところ、画面が止まることはなかった
- 別のサッカーの試合でも、やはり競り合うところで画面が止まった
- レスリングの試合では、動きが激しくなり試合が盛り上がるところで画面が止まった
- アメトーークでも、トークが盛り上がるところだと画面が止まった
- アンジャッシュ渡部建が芸人に囲まれる直前で画面が止まり、画面が動き出したときにはすでに渡部建は脱いでいた
- 狩野英孝の回では、画面が止まることはなかった
これらの検証結果に鑑みて、そのハードディスクレコーダーはある種かなり高性能である気がしたので、故障気味だからといって廃棄してしまうことを、わたくしは強く反対しました。なんなら売って欲しい。