【闘痔】爆心地「復興」日記2

【入院2日目 手術】

4泊5日の入院のメインイベントである痔の結紮(けっさつ)切除は、2日目の午後からでした。
午前中は入院部屋で何らかの点滴を受け(なんの点滴かは不明)、手術室へ徒歩で向かいます。人生初の手術であります。

手術室は何らかの器具がたくさん置かれ、思いの外広かったです。部屋の中央には手術台というのでしょうか、わたくしが施術されるところがありました。
踏み台を経て、そこに仰向けで横たわります。

視界に飛び込むたくさんのライト!
これ、ドラマとかで観たことある光景だ!

こんな感じのライト
こんな感じのライト
にわかに高まるテンションと、背中合わせに感じる薄ら寒い恐怖感。
ただ、すぐにうつ伏せになるように指示され、その後ライトを見ることはありませんでした。

腰椎麻酔や「不安を解消するクスリ」などを次々に注射され、あと下半身のだいじな箇所(TAMAKINの方)をグリグリやられたりされ、複数人から酷い目に遭わされるわたくし。いま考えても、術前にTAMAKINをグリグリやられた理由は不明です。
腰椎麻酔を注射された際は「足元にストーブ置いたのかな」と思うくらいに脚が温かくなってきて、医師に「脚はどんな感じですか?」と聞かれ、感じたままに「あったかくなってきました」と回答したところ、「あっ、ちゃんと麻酔効いてますね」と言われたのが印象深かったです。麻酔が効くと温かく感じるのですね。

施術中はうつ伏せになっているので、カオは右か左を向く感じになります(正面だと突っ伏してしまって苦しい)。
右見たり左見たりしようとしてクビを動かそうとすると、看護婦さんから「あっ、クビはゆっくり動かしてください!」と言われ、その後はゆっくり動かしたのですが、それでも「ゆっくり動かしてください!」とさらに言われたのが、理由を教えてくれなかったことも相まって怖かったです。

そうこうしているうちに手術は終了しました。20分くらいだったでしょうか。まったく痛みもなかったので、「やっぱり楽勝じゃないか」とわたくしは思いました。
「これ、今回切除したものです」と医師に見せられた痔核は3つ。痔核が2箇所あるとは聞いていたのですが、3箇所目は「いま見つけたからついでに取った」みたいな感じでした。大きさは単3電池2つと、ボタン電池1つくらいでした。見た目はもうエグかったです。
医師曰く「これが切除前は3倍くらいの大きさになってた」そうなので、それらが爆心地(*)内にあったのであればどう考えても爆心地は痔核で充たされ、わたくしはunkoをしない人、つまり清純派アイドルということになってしまいます。

アイドルはunkoをしません
アイドルはunkoをしません
うつ伏せだったわたくしを反転させ、仰向けにベッドに乗せて看護婦さんたちが入院部屋まで輸送します。流れる天井。響く車輪の音。仰向けのわたくし。これがヤケにおもしろくて笑ってしまいました。
思えば「不安を解消するクスリ」がキマりすぎていたのかも解りません。

いずれにしても、おもしろかったのは、ここまででした。


(*)爆心地…包み隠さずいうと、肛門のこと。

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