35歳になり、収入もそれなりにあるつもりですが、ホワイトチョコレートの高級感には いまなお脈が乱れます。
たとえば休憩室に「ご自由にどうぞ」と菓子盆に個包装されたブラックチョコレートとホワイトチョコレートがたっぷり入っていた場合、食べたいのは完全にホワイトチョコレートなのですが、「逆に」恐縮してしまってブラックチョコレートを手に取ります。自分みたいなものがホワイトチョコレートにみずから手を出すなんて、おこがましい。そんな思いがあります。
「遠慮せずにホワイトチョコレートも食べてください」と言われれば、「じゃあお言葉に甘えて、チョコレートも甘くて(笑)」とまったく面白くないひとネタを言いながら、やっとホワイトチョコレートを食べるのでしょう。でもおそらく、同じ数のブラックチョコレートも食べ、残数を均等にすると思います。
実際、ホワイトチョコレートは店頭でもあまり見かけないから高級であるとわたくしは思います。「高級感がある」というより、「高級」なのです。
収入もそれなりにあるとはいえ、やはりホワイトチョコレートよりブラックチョコレートのほうが手を出しやすいです。その間には圧倒的な金額の差があるワケですから。
たとえばこうしてアマゾンで森永チョコレート『DARS』を検索してみても、一目瞭然です。
あれっ、ビターやミルクより1円高いだけ? 革命おきた?