50円玉のデザインは、もうちょっと なんとかならなかったのでしょうか。
サイフの小銭ポケットに入っている硬貨は、概ね側面で視認することになると思います。側面、硬貨のあの細い幅で考えたとき、見分けが難しいのが50円玉と100円玉です。
1円玉, 5円玉, 10円玉, 500円玉はそれぞれ、材質(色)も大きさも太さも異なり、側面からの見分けが可能です。サイフから間違えて取り出すことはありません。
しかし、50円玉と100円玉は大きさも太さも似通っており、側面のギザギザ感も似通っています。大きな違いとして50円玉には中央に穴が空いていますが、「穴が空いているから50円玉だ」と気づくのは、往々にしてサイフから取り出したあとです。サイフに入っている時点では、瞬時の見分けが難しい。
で、「お会計1,711円です」とかの際、お釣りをカッコよく500円玉1枚にしようとして2,211円を出したつもりが100円玉2枚ではなく100円玉1枚と50円玉1枚で2,161円になっていて、店員さんに「えっ…?」と言われ、もうワケがわからなくなって「あっ、2,000円でいいです…」ってなるのです。一抹の恥ずかしさを覚えている最中、ムダに返却される大量の硬貨。サイフの小銭ポケットがさらに荒れ、心のポケットも荒(すさ)む。
50円玉のデザインを、なぜいまのものでよしとしたのか苦言を呈すとともに、「グダグダ言ってないで電子マネーを使いなさいよ」というわたくしへの苦言は聞こえないことにしておきます。
電子マネー、なんか「粋」じゃないよね(ふつうに使うけど)。